職人さんの姿 2
つっかけ草履だったかどうかは忘れましたが、昔の職人さんは威勢がよかったものです。
製図板にケント紙を水張りして幾日もかかってようやく完成に近づいているのに、彼に気にくわないことをいったとみえてバケツに一杯の水をその上からぶっかけられた学生がいました。
その人は半天を中へ着込んでいましたが、なんの職あがりだったのでしょうか、こわがらずによく教わっておけばよかったのにと思います。
私が現場でそういうユニフォーム姿の人に一目おくようになったのは、そのころのアレルギーが後遺症としてあるのかもしれないのです。
彼のバケツの水が、将来の建築家になって人を指揮することもある立場になる人材が、使われる立場にある人を侮蔑したことに対しての無言の忠告と実力行使だったのか、と数年前を想起します。
現場で技術を提供してくれる職人諸氏に対して、謙虚に接して何かを学びとろうとすることは大切です。
これはノルディックウォーキング ポール 販売業の人にも言えることでしょう。
若いころ、現場の監督で向こうも若かったのですが、取っ組みあいをしたことがあります。
サラリーマン生活から足を洗って細々と机ひとつを置かせてもらって事務所のマネゴトをはじめたころです。
箱根の山に建てる、当時ニュージーランドからやってきていた英国系の人の住む週末住宅でした。