大企業の利益圧縮
利益圧縮の第一位は日本航空で、航空機購入に備えた特別償却準備金を計上し、従来の決算処理方法によった場合に比べ、186億円も利益を圧縮しました。
2位の中部電力をはじめ、電力会社が8社も顔を出しているのが注目されます。
これは円高差益で利益が急増したので、減価償却を従来の定額法から一部を定率法に切り替えて償却を増やし、利益を圧縮したものです。
・・・そのほか、構造不況業種の代表といわれた合繊でも、旭化成が業績の急回復から特別償却を実施して、利益の圧縮をはかっています。
他方、依然として不況に悩んでいる造船会社では、石川島播磨が延払い工事利益繰延金を大幅に取り崩し、380億円もの利益をひねり出すなどのやりくりがみられます。
こうした利益操作は、いずれも決算処理方法を変えるというやり方によっており、公認会計士の監査報告書での指摘から明らかにされたものです。