種という系統分類的概念
種は類縁的な分類学上の最低単位ではありませんが、基本単位です。
つまり、ヒトは人種の如何を問わず系統分類学的には、ヒト属のヒト種に、モミの木はモミ属の種名はモミというようにカール・フォン・リンネ以来、すべての生物にラテン語で命名された種名がついています。
また、つける努力が払われています。
種の概念は、古くはダーウィンの『種の起源』(1859年)にも表現されているように、象徴的な概念として規定されています。
つまり、基本的には同じような形態と遺伝的素質をもち、同じような子孫の出来る最低の植物個体集団
を種と規定しています。
種はさらに、属、科、段、さらに綱、門へとまとめられます。
生物界は、系統分類学的には動物界と植物界に分けられています。
植物界は、このように類縁関係によって門綱目科属種に体系化されているのです。
リンネ以来きめられているこの種の系統発生的システムによれば、種は最低単位ではありませんが基本単位です。
同様にして、種は亜種、変種、品種などにも必要に応じて下位区分されています。